現在フリーゲームを作成されている方の中には有料化したいけど不安があるという方もいらっしゃるかと思います。今回は私が”今までに聞いたこと”、”自分が思っていたこと”をまとめました。
有料にしたら遊んでもらえない
有料化を躊躇する一番の理由は遊んでもらえないのではないかという不安です。
無料だったら気軽にダウンロードできますが、有料ではよほど購入動機がある場合を除いて、体験版からダウンロードすることになります。体験版を気に入ったら、機会を見て購入するという流れになります
実際のところダウンロード数は大幅に下がります。私の場合、ダウンロード数はフリーゲームに比べて1/20程度です。
こればかりは受け入れるしかないです。そのかわり、他人から評価されなくても作り続けられるもの、しか作らなくなるので健全といえば健全です(●´σ‥`)
クレームがつく
次によく聞くのはクレームがつくという理由です。
お金を払って買っているのですから価格を下回る内容にはクレームをつけるのも当然です。
悪い評価・コメントはよく付きますが、良いコメントを得るのは極めて難しいです。これはAmazonをみるとよくわかります。
ただし、インディーゲームでは若干事情が異なります。多くのユーザーはゲームが好きでインディー開発者を応援したい人です。彼らが悪意あるクレームをすることはまれです。大体は進行不能バグか調整不足に対する報告です。それらが修正されれば評価を変えてくれる場合も多いのです。
一方、フリーゲームでクレームがつけられることはめったにありません。
言い換えれば、エラー報告をもらいにくいということです。そのためバグが放置されたままになっているゲームも少なからず見受けられます。
この点においては有料のほうがメリットがあるといえるでしょう。
私が有料化に踏み切った理由
もともとはフリーゲームで人気が出たら有料化しようと思っていました。しかし、全く人気が出なかった上に、唯一の晴れ舞台だったフリーゲームのコンテストが終了してしまったのです。
これは堪えました。
フリーであることのメリットはコンテストに参加できることだったのに、それがなくなってしまえばフリーであるメリットがありません。
次にsteamの個人販売が簡単になったことです。
現在では登録料さえ払えば誰でもsteamでゲームをリリースできますが、以前は相当に高いハードルでした。steamの審査に受かってコンベンションに参加してその中で上位を取らなければいけませんでした。
私がTCSTRIKERS3を作っていた頃にこの制度は廃止され、現在のオープンなプラットフォームになりました。
かつて憧れていた舞台がすぐそこにある。そうなったらもう進むしかありません。幸い先人たちがブログで方法を記してくれていたのでスムーズに登録することができました。※フリーゲームに比べたら倍以上の手続きが必要。
おわりのことば
今回は「ゲームの有料化をためらう理由」というテーマで有料化のメリット・デメリットをまとめました。
すでになんらかの創作物でお金を得ている方はゲームの有料化も抵抗ないかと思います。一方、初めての有料販売がゲームという場合は他の創作物よりもハードルが高いようです。
ちょっとしたものでいいのでマネタイズの経験をするとゲームの有料化も抵抗なく初められますよ。ニコニ・コモンズなんか丁度いいですね。
もっと知りたい、気になることがありましたら遠慮なくコメントしてください(*^^*)
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